SATTE CHURCH HOMEPAGE

2020年5月3日 「平安と派遣」 ヨハネ20:19-23


復活されたイエス様が弟子たちに第一になさった
ことは平安を与えることでした。弟子たちはユダヤ人を
恐れ、固く戸を閉めて恐怖におののいていました。
 突然、イエス様が彼らの真ん中に立たれました。
復活されたイエス様は物質や時間に関係なく自由に
お働きになられます。

 イエス様は弟子たちに「平安があなたがたにある
ように」と言われました。これは通常の挨拶であり
ながらも、「神があなたがたにあらゆる良いものを
備えて下さるように」という意味が込められています。

 イエス様はこのみことばに続き、弟子たちに手と
脇腹を示されました。イエス様は十字架に釘打たれ、
ローマ兵に槍で脇腹を刺されました。しかし、イエス様は
復活された証拠として、その傷がいやされた跡を弟子
たちに見せたのです。弟子たちはそれを見て喜びました。
 現代でもイエス様にある復活の約束と喜びは、
私たちに不安と困難を乗り越える力になります。

 イエス様は弟子たちに平安を与えると、続いて遣わす
ことを宣言されました。今日でもキリストの弟子とされた者
には、神様からの尊い役割が与えられています。
 イエス様から派遣されるために必要なのは、聖霊を
受けることです(22節)。神は、人類の最初の人アダムに
いのちの息を吹き込まれて、彼は生きる者となりました。
しかし、彼は罪を犯して栄光と地上における永遠の
いのちを失いました。

 そこで神はイエス様を通して私たちの罪を赦し、
イエス様と共に死に打ち勝つ「新しい人間」として
再創造してくださいました。イエス様はそういう私たちに
十字架による罪の赦しを伝える尊い役割を与えて
くださいました(23節)。

 私たちは呼吸を絶えずしていないと窒息してしまうように、
この役割を果たすためには絶えず聖霊の助けを頂か
ねばなりません。自らが罪赦され、きよめられた恵みの
体験を家族や周囲の人と分かち合って参りましょう。