週報より
クリスマスおめでとうございます。聖書の中を見ると有名なクリスマスの記述がありますが今年は特にその中から羊飼いに天使達が現れてイエス・キリストの誕生を告げるところを掘り下げていきたいと思います。彼らは普段ずっと野原で羊たちと過ごしていました。生活エリアが街よりも郊外であり、また草を求めて移動しながらの生活であるため質素な生活、また身なりをした人たちでした。彼らが疎外感や劣等感を持ちやすい環境で生活していたことは想像に難しくないと思います。聖書の中に主は私の羊飼いとありますが、まさにそれを象徴するかのように天使達はこの羊飼いたちに現れました。そしてここからがポイントなのですが、彼らはイエス様を捜して街へとはいっていったのです。ここで二つの選択があります。ひとつは羊たちを危険を承知で野においていくこと、これは彼らの全財産を失う可能性が非常に大きい選択です。もうひとつは羊たちを連れて街にいくことです。こちらの場合はそれこそ何が起こったのかと町中大騒ぎになるかも知れませんね。時代背景を見ると皇帝の命令によって住民登録をするために多くの人々が旅をしエルサレムには多くの人が集まっていたので目立たないといえばそうかも知れません。しかしどちらの選択にしても相当の勇気を必要としたことは確実です。ですが彼らはそういった人間的な配慮や常識よりもこのお告げを信仰持って受け止めて素直に行動したのです。その結果イエス様を見いだすことが出来たのです。私たちはイエス様をどのように受け止め、信じているでしょうか?必要以上に難しく考えてしまっていないでしょうか?福音は非常にシンプルなものです。素直にイエス様の誕生を祝い、そしてその恵みに預かる者となりましょう。