新しく創造された者となる~ガラテヤ6:15

 初代教会が宣教していく中でサマリヤ人や異邦人に宣教が進んでいくと律法をどのように扱うかという問題が浮上してきました。多くの新約聖書の書簡でその様子を垣間見ることが出来ます。
 割礼の問題も大きくクリスチャンとなった異邦人に割礼を強制する人達もいたようです。そのようなやりとりの中でガラテヤ人への手紙6章には「 割礼を受けているか受けていないかは、大事なことではありません。大事なのは新しい創造です。」とパウロは記しています。私たちが新しく創り変えられることはただ信仰によって救われます。そしてそこから主の似姿に似たものとされていくプロセスが始まります。そこに割礼や旧約の律法をどのように受け止め、実行していくかということは確かにデリケートな問題です。
 すべての文化、価値感を肯定してしまうのも問題となるケースも出てくるでしょう。多くの議論が当時あったことが聖書を見ていくと分かります。ここでは見た目や型以上に私たちが新しく神様によって創造されることが重要であるという結論が導き出されたことが分かります。
 見せかけだけ取り繕うことなく、心の一新によって新しくされ続ける者として主に忠実に従う者とされていきましょう。

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