マリヤに訪れた奇蹟~ルカ1:26-38

受胎告知は絵画としてもとても有名なイエス・キリストの誕生に纏わる奇蹟的な出来事のひとつです。しかし、素晴らしい知らせであると同時にそれを受け止めることはマリヤとヨセフにとっては大変なことでした。ふたりはマリヤはヨセフのいいなずけでしたが当時の背景としてそれは婚約よりももっと法的に強い拘束力があり、結婚しているのと同じくらいの効力のあるものでした。そしてその状態は純潔も求められる期間でした。ですから不誠実な行いがあるとみなされることは律法に従うならば死刑になるほどの出来事だったのです。ですからこの受胎告知はマリヤにだけでなく、ヨセフにもマタイの福音書では天使が現れ、その名前まで明確に告げています。この天使が語った内容の一致というのはマリヤとヨセフにしか分かりませんがその一致があったからこそふたりは結婚し、聖霊によってみごもった赤子を産むという決断をすることが出来たのでしょう。神様のなさる業は時として人間の考えを遥かに超えた奇蹟が伴います。しかしそれ故に受け入れにくい状況や判断に苦しむこともあります。だからこそ私たちは祈り、聖霊の助けを受ける必要があります。救いを受けるまでの脇道に逸れた道のりなどもない方が良かったと感じることもあるかも知れません。しかし、神様の御手の中にある時にすべてが益とされると信じるならば主の栄光を見ることが出来ます。主に期待し、信頼していきましょう。

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