真理を歩む喜び~IIIヨハネ1:1-15

 「私にとって、自分の子どもたちが真理のうちに歩んでいることを聞くこと以上の大きな喜びはありません。」(Ⅲヨハネ4節)。使徒ヨハネが愛するガイオに送ったこの言葉は、現代の教会を生きる私たちの心にも深く響いてきます。
 ちょうどこの季節、ユダヤの伝統では「ヨム・キップール(大贖罪日)」を迎えます。神の前に自らの歩みを厳かに振り返り、悔い改めと和解を乞う一年で最も聖なる日です。また、この時期のトーラー・ポーション(週の朗読箇所)も、神との契約に留まり「聖なる者として生きること」を強く促します。これらは、キリストの十字架によって罪赦された私たちが、日々の生活の中でいかにして「真理を歩むか」という本質的な問いと深く重なり合っています。
 真理を歩むとは、単に正しい知識を持つことではなく、神の愛と誠実に信頼し、それを隣人との関係の中で実践することです。ガイオが旅をする宣教者を温かくもてなしたように、私たちの信仰は日々の具体的な愛の行動として現れます。私たちは時に立ち止まり、自らの歩みが神の御心に沿っているかを省みる必要があります。しかしそれは罪の恐れのためではなく、主の圧倒的な赦しの恵みの中で、再び「真理という光の道」を喜び進むためです。
 私たちが互いに愛し合い、真理の内に歩む姿こそ、天の父なる神様にとって最大の喜びです。今週も主の豊かな恵みに満たされ、赦された感謝の内に、共に真理の歩みを進めてまいりましょう。

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