週報より

ひとつの出会いが人生を大きく変えてしまうことがあります。恋愛から結婚に至った経験がある方はまさに人生を変えた出会いと言ってよいでしょう。また恩師と呼べる師との出会い、親友との出会いなど自分の形成に大きな影響を与えた出会いは少なからずすべての人にあると思います。しかし、出会いというのも道ですれ違ったとかいうことや、たまたまおなじ食堂にいたとか、そういったものから歴史に大きく影響を与えた出会いが存在します。問題はどれだけ積極的に人と関わろうとするか、関心を向けるか、どういう判断をするかという３つにあると思います。今日の聖書箇所でﾌﾟﾘｽｷﾗとｱｸﾗの夫婦はアポロという後に素晴らしい力ある働きをする人物に出会います。そして彼に足りなかったもの、知らなかったことを伝えたのです。この夫妻の働きによってｴﾍﾟｿやｱｶﾔの教会を力づけ、働きが加速していくこととなったのです。自分が全部しようとするのではなく、自分たちにできることを堅実に行っていく、その積み重ねが大きな働きの元となるのです。私たちは今出逢っている多くの人々から何を学んでいるでしょうか？、また何を伝えているでしょうか？いきなりすべてのことを分かちあうことは到底できないでしょうし、また伝えたとしても一方通行でへんなことをいう人だなと思われておしまいになるかも知れません。正しく人間関係を作り、その上で的確に伝えていくことが出来ればどれほど素晴らしい恵みと祝福がそこにあるか計り知れません。人に生かされ、人を生かす歩みをしていきたいですね。