週報より
新年おめでとうございます。前年度も神様の祝福とメンバーひとりひとりの尊い奉仕によって過ごすことができました。そして2007年度も神様を共に見上げていきたいと思います。今年は昨年に続いて使徒の働きの講解を続けていきたいと思います。さて今日の箇所は一見重い箇所ですがキリスト教の歴史の中で非常に重要な出来事です。ステパノが聖霊に満たされて旧約聖書からイエス様がメシアであることを解き明かし、そしてそのために剣を帯びていた人々の罪を示しました。そのため命を逆上した人々によって落とすことになりますがこの一見無駄死に見える出来事がのちにパウロと呼ばれる青年サウロに大きな影響を与えたのです。神様の目から見てどれほど尊い犠牲だったことでしょうか。私たちはこの地上の生涯という時間の枠組みの中で判断しようとしますが神様は永遠という概念で物事を見られるお方です。ステパノがこの死の後、永遠に続く天国に移されたことは疑いの余地もないでしょう。そこには平安と喜びがあり、神様の愛が充ち満ちたところでしょう。後にこの青年サウロは生きるのはキリストのため、死もまたキリストのためと手紙の中にはっきりと記すほど信仰に目覚め、大きく視点を変えられた歩みを実践していく人物となりました。私たちが目の前のことだけにとらわれずに主と共に歩む時、そこには力強い、真実に満ちた人生があります。損得ではなく誠実さと義に満ちた道があるのです。新しい一年をそういう歩みで歩んでいきたいと心から願います。共に祈り合い、支え合っていきましょう!