週報より~キリストの系図~

聖書を読んだことのある方、特に新約聖書を読んだことがある方は最初のページできっと挫折しそうになったと思います。マタイの福音書はアブラハムから始まるキリストの系図が延々と見慣れない名前が続きます。17節でアブラハムからダビデまでが14代ダビデからバビロン移住までが14代、バビロン移住からキリストまでが14代とあります。この系図はマタイの福音書とルカの福音書では若干違いがあります。特にダビデの次からが異なっていて疑問を持ったことがある人も多いのではないでしょうか?当時あった伝承やそれぞれが持ちうる資料をもとに書いたのでしょうが誤差があるのは戸惑いを与えるかも知れません。聖書は聖霊によって書かれているということを信じることが聖書信仰ですが一字一句を読んでいくとそういった誤差を発見することはあります。しかしそれぞれの系図でのキーとなる箇所は正確に一致しています。大いなる父として書かれているアブラハム、王ダビデ、神殿を再建したゾロバベルといったまず信仰の面、そして福音書が書かれた時代には珍しい女性を系図の中に明記するところ、またその背景にある罪や赦し、恵み、系図自体を見ると輝かしい側面と人間の弱さや罪といった側面を見いだします。そこに人間の弱さや愚かさとそれを超える神様の恵みを発見することが出来ます。日本においても血筋を重んじる文化がありますが血筋を誇るのではなく神様の恵みによって生かされみことばにあるように誇るものは主にあって誇ることが出来るように、自分の人生を神様と共に書き記していきましょう。闇は決して光に勝つことがないように主にあって明るく照らされて光のうちに歩みましょう。

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