週報より
私たちは与えられた能力や賜物を用いてどういった歩みをするべきでしょうか。いくら優れた能力があっても品性がなければそれは虚しいものになります。そして能力は比較的早く身に付けることが出来ますが、品性は長い期間を必要とします。今日の聖書箇所でイシュマエルは王族であるという生まれもっての立場を誇示するかのようにバビロンから任命されていた総督ゲダルヤを謀略によって殺害してしまいます。そして民を集め(正しくいうと捕らえ)ます。しかしそこにゲダルヤの部下であったヨハナンが軍勢を率いて現れるとイシュマエルのもとに残ったのはたった8人しかいませんでした。彼の行いによって彼に対する信頼や尊敬は民の中にはなかったのです。力強い国、地域社会、教会、家族を建て上げて行くために最も大事なことは能力以上に品性であると言えます。モラルが低下している今の社会の中にあっても神様の前に正しく歩もうとする姿勢を崩すことなく、自分を保っていきましょう。