週報より
物事には起承転結があります。普段は転という事はあまり通らないかも知れませんが、もし悪いことが起こってそれが続いてその結果を迎えるよりは悪いことが起こり続いていたけども、それが思わぬ転機を迎え、想像していなかったような良い結果を得るとなれば素晴らしいですよね。物事を考え進める時に最善の状況と最悪の状況を考えておくととっさの時の対応が全然変わってきます。もちろん想定外のこともあるかも知れません。しかし経験を積んでいるとそういった事への対応も全然違ったものになります。サッカーのPKでキーパーに要求されるのは鋭い反射神経や運動能力も必要ですがもっと大事なのはメンタル面です。経験からくる判断や存在感が大きな力になります。もしキーパーが自分にボールが飛んでくることを怖いと思っていたらそれはもうボールが飛んで来る前に勝負がついているでしょう。相手を圧倒する存在感や自信をつけるまでの過程があって身についている結果があるのです。日本代表から有名クラブへと進んでいった長友選手は多くのポジションを経験すると共に多くの怪我や挫折を味わったそうです。しかしその強靱なフィジカルを見いだされサイドバックになった時にその能力を開花させ日本屈指のプレイヤーになったのです。現状がどのような状況であってもそれが結果ではなく主に信頼して最善を尽くしていきましょう。そうする時に自分が思ってもいなかったような結果に結びついていくのです。