週報より
理想と現実がほとんど差のない人は本当に希な存在だと思います。しかし理想を失ってしまうと現実はもっと悲惨なことになるでしょう。現代におけるモラルの低下などの問題はアイデンティティの低下と大きな関係があると思います。自分の存在価値をしっかりと見いだすことが出来ていないと自暴自棄になりやすいということなのですが、反対に自分たちの理想のためなら手段を選ばなくなると大変なことになります。今インドでは反政府デモで大変なことになっています。軍隊まで出動していますが半ば暴動のようになっている群衆を治めることが出来ていません。世界各国もそれぞれ声明を出していますが大事なのは対話だと思いました。お互いの理想と現実をすり合わせる作業が本当に大切です。きれい事ではなく本音での対話がお互いにあり、お互いの実情を知る必要があるのです。お互いの理想だけ押しつけていては最善の結果は到底望めないでしょう。聖書には主によって祝福し合い主によって誇り合うという箇所があります。お互いに相手のために犠牲を払うこと、そしてお互いにそれぞれ与えられている賜物にしっかりと自信を持ち能力をお互いに発揮していくときに素晴らしい結果を見いだすことが出来るのです。お互いの欠点を指さし合うことは簡単です。しかし神様が望んでおられるのはお互いの素晴らしいところを発見し、認め合い、協力することです。家庭でも学校でも職場でもそのようにしていきたいものです。現実的には~~ということもあるでしょう。でもまず方向性を昨日よりも少し変えていきましょう。私たちには出来なくても主にあってそれは出来るようになっていくのです。