父の心をこどもたちに
親が子にしてあげるべきことは多くあります。その中で善悪の区別を教えることは重要です。さらに神の道、また聖書が教えている神様の命令について教えることは最も重要なことと言えます。クリスマスシーズンに入りイエス様の誕生ということがメインテーマとなり教会でもイエス・キリストの誕生を思い、様々な集会を計画することもあるでしょう。イエス様の誕生に先立ってもうひとつの奇跡がありました。それは祭司ザカリヤとその妻エリサベツが共に老齢であったにも関わらずひとりの子を身籠もるということでした。後バプテスマのヨハネとなるその子は誕生を天使からザカリヤが告げられた時に負うべき務めとして父達の心を子に向けさせるということが含まれていました。旧約の歴史を紐解く中で天の父なる神様のイスラエルの民に対する思いとイスラエルの民の神様に対する思いという見方をする時に神様の義、愛、赦しというものとイスラエルの民の非常に不安定な歩みがあります。ちょっとした試練にぶつかるとその直前に超自然的に神様が道を開き、守ってくださったことを忘れてしまう、自分勝手に偶像を作り上げてそれを拝み出す、そういった弱さを持ちながらも試練を通して本来戻るべきところに戻っていく。人間の親ならもう放任してしまいそうな状況が長い歴史の中で繰り返されますが天の父なる神様はイエス・キリストによる救いの道を備えるということを着実に預言者達を通し教え、実現してくださいました。そしてその道備えとして悔い改めをバプテスマのヨハネを通して当時のユダヤ社会に解き放たれました。主の前にへりくだり、砕かれた心でアドベントを迎え、そして主にあって喜ぶ者となりましょう。