週報より

スポーツで息の合う相手や趣味の合う相手など私たちの身の回りに良きパートナーとしての存在がどれだけいるでしょう?人生の良きパートナーとしての配偶者に恵まれている方もおられると思います。しかし日本の文化においてまだそういった良きパートナーをしっかりと表明していくのがしにくい文化も多いと思います。聖書を見ていくと特に新約の手紙には最後にいろんな人物の名前が出てきて「よろしく言っています。」という挨拶が交わされることがよくあります。それはパウロやペテロといった人物でも決してひとりで何でもしていたのではないということです。多くの人々とキリストの愛によってひとつとなり、お互いの賜物を生かしながら素晴らしい働きを展開していったのです。また手紙ですら筆者は口で語り、それを聞いた人が書き留めていく手法もよくとられています。例えばIペテロの今日の聖書箇所にはシルワノによって簡潔に書き送りとあります。つまりペテロが語ったことをシルワノが簡潔にまとめて書き記したということです。手紙であれば自分のことばで自分で考えて書きたいと私なら思うのですがあえて複数の人の手を介して記しているわけです。そこには様々な視点と意見が出る場があったのではないでしょうか?それをふまえてメインとなる人も自分の視野を広げつつ語ったのではないかと想像します。私たちの人生にも同じような主にある良き協力者を多く持つことは大きな力となります。それが時として大きなうねりとなり時代を切り開く力となるのです。祈りつつ自分の身の回りをもう一度見回して見ましょう。きっと神様がすばらしい人々との出会いを備えてくださっていることを知ることができることでしょう。

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