神の子とされる特権~ローマ8:15-17

 子どもにはたくさんの特権があります。しかし、その特権を得るために通るべきところもあります。親はその引き継ぐべきもののためにこどもに教え、導き、指導します。しかし、時が来ると十分整っていようがいまいがそれを引き継いでいくのが地上のレベルで考える子としての立場です。
 天における子としての立場はかなり違ってきます。天の父は永遠に父であり、私たちは永遠に子としてイエス・キリストを救い主として信じることによって新しい関係の中に入れられるのです。そして天にある栄光を共にイエス様と受けるためにイエス様が通られた苦難をも地上で通されることがあることを聖書は教えています。困難を通ったからこそわかることもあり、またその中で作られる絆や関係があります。
 大切なことは困難を通される時にその問題にばかり目を奪われるのではなく、そこに共にいてくださる主を見上げることです。何をするか、何が起こるかよりも誰と共にいるのかというところが大切なのです。家族にはそれぞれのストーリーがあるように、神様は歴史の中でご自身の子とされた者達を用いてご自身の御心をこの地に現したいと願っておられます。主が私たちを導いてくださるその子とされた者としての歩みの中に私たちの想像を遙かにこえた神様の素晴らしいご計画が実を実らせていくことを期待しましょう。

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