イエス様の友とされる~ヨハネ15:12-16

 イエス・キリストが私たちにとってどのようなお方なのか。聖書から読み取れる様々な私たちとの関係性の中には友という側面も記されています。ヨハネの福音書にはしもべと友の違いとして天の父からイエス様が語られていることを伝えたということや、互いに愛しあうという戒めを語られているということなどがあります。しもべは契約関係であり、子はその立場自体が変えられない事実としての関係という側面が強くあります。しかし、友というのは私たちの自由意志に基づく関係という側面を見いだすことができるものです。
 つまり、お願いをされても聞ける時もあれば聞けない時もあったりする対等な関係あります。また人がその友のために命を捨てるほど大きな愛はないとも聖書には記されていますが、困った時に助けてくれるような親しい友は本当に貴重な存在です。助けてくれて当然なものでないところから助けを受けることができるというのはどれほど大きな恵みでしょうか。
 イエス・キリストは私たちと友のように歩み、そして語り合い、そしてご自身のビジョンを託してくださっているのです。私たちひとりひとりの信仰の歩みの中に神様のしもべとしての自分、イエス・キリストの十字架と復活を信じ、自分の救い主として信じることのゆえに神の子とされた自分、そしてイエス様の友とされた自分をバランスよく理解し、受け止め、そして主にあって解放された者として生きていきましょう。

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