週報より

奥義ということばがあります。格闘技や剣術の奥義や様々な技術的な奥義、一子相伝などいろんな言い方で本当に大事なもの、簡単には教えたくないもの、また簡単には身につけれないものなど様々な用い方をされることばです。聖書にも奥義ということばが用いられています。代々隠されていて新約になってから明かされる事柄や意味が分からなかったものがパズルのピースが揃ったかのようにはっきりと見えるようになるなどいろんなケースがあります。本来生涯をかけて手に入れる、また理解するべきものですが、聖書には明確に回答が書かれていることが多いですね。特に新約において旧約において謎めいていたりわかりにくかったことが解き明かされているのをよく目にします。その中に一致ということ、またすべての人に救いが開かれているということなどがあります。一見簡単に書かれすぎていて価値が少ないように見えるかも知れませんね。でも世界にはいろんな方がおられます。時間がある方もいれば地上での生涯を終える寸前の方、また理解力のある方もいれば理解することに時間のかかる方もおられます。ですから大事なことについて簡単に書かれているのです。神学校で習ったことで心に残っていることばがあります。それは優れたメッセンジャーとは難しいことを話す人ではなく難しいことを簡単に分かりやすく語る人だと。主が私たちに語っておられる愛のメッセージを素直に受け止め、理解し、従っていける人生を歩みたいですね。

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