週報より
私たちの生活習慣でいつもしていることをしたら安心とか確実、という考えはないでしょうか?何かミスをしてもいつもとちがう事をしたからとかどこがいけなかったか検証する時に「いつもと違うこと」という点に根拠を置いてしまって具体的な解決策を見出すことが出来ずに終わって創意工夫といったものが全く出てこない考えに陥ってしまうことも発展性がないケースです。親は子供の成長に合わせて制限を加えます。はいはいし出した頃は玄関から落ちないために柵を設けたり、コンセントで遊ばないように栓をつけたり、怪我をしないように食器を変えたりと親の苦労は尽きません。しかし子供が成長して玄関から出れるようになると柵は不要になり、今度は道路に飛び出さないこと、信号を見て道路を確認して歩くことなど違った注意を促します。でも赤ちゃんの頃から家で親と過ごす時に親を信頼し、親の言葉に従うことを学んでいなければ自分で正しく判断して、周囲に気配りして行動したりする大人になるのは難しいかも知れません。かわいい子には旅をさせよと昔からいいますが旅が出来る基礎知識や判断する能力はどこで身につけるのでしょう?それは旅にでる前です。基本があればそれを発展させることは容易だからです。神様は私たちに信仰の基礎を身につけて、そして全世界に福音を宣べ伝えなさいと言われます。そのために長年旧約聖書においてイスラエル人の失敗と神様のゆるしという歴史的事実から私たちは多くを学び、そしてペテロがチャレンジされたようにチャレンジを受けて進んで行く必要があります。そこまで大きな問題でなくても日々自分の殻を破って成長していける歩みをしたいですね。