心の着付け~週報より

成人式や新年には和服を着た若い方達を多く見かけます。でも自分で着付けを出来る方は少数派ではないでしょうか?でも200年前ならきっとほとんどの方は自分で和服を着ることが出来たと思います。それはそれが当時の当たり前であり文化であったからです。現代で手近な例をあげるとネクタイを自分で何も見ずに締めることが出来るのは普段つけている方か自分でつけた経験がある方です。何も見ずに、教えられずにすぐにネクタイを締めることが出来る人はそうそうおられないでしょう。そういった着付けは最初違和感があるでしょうしなかなかうまくいかないものです。鏡を見る度に形が崩れていないかと見ることでしょう。しかし慣れてしまえば別にどうということはなく、特別に緊張したり意識せずに日常的に行う当たり前のことになります。聖書が教えている心の着付けは神様に愛され、選ばれていることを知り、そして同情心、慈愛、謙遜、柔和を身に付け、忍び合い、赦し合いなさいと教えています。そしてこれらの上に愛を着けるようにと書いています。この愛によって腰に帯を締めるように自分の品性を結ぶことが大切です。帯がなければどんなにきれいな着物を着てもばらけてしまい締まりも何もないでしょう。そしてキリストの平和が心を満たすようにと。形が整うとホッとすることと同じように心の着付けをし、平和に満たされて歩むことが私たちの慌ただしい日常にあっても本当に大切です。エレガントな振る舞いは心を華やかにしてくれます。さらに心にきちんと着付けをして、愛によって結ばれて生活するならばそれはどんなにかステキな空気を運ぶことでしょうか。キリストにあって紳士、淑女でありたいものです。

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