週報より

現代においては電話やメールチャットやテレビ電話などリアルタイムに、そしてちょっとしたニュアンスまで伝えやすい伝達方法が多くあります。そういった手段が増えていっても一番いいのはデジタルに頼るよりも顔と顔を合わせてのアナログの対話だと思います。必要なことだけしかしないのならインターネットで買い物をして自宅に届けてもらうような便利なものがあります。それは「買う」といったことに限定してのことです。しかし物によっては店に足を運んで実際に触れてみたりして決めたいものや、また誰かと買い物に行くというプロセスを楽しむために買っても買わなくても出かけるという行動を起こすこともあるでしょう。一度来て「もう来ない」と言われるのと「また来るよ」とでは受け止める側ではかなり印象が違いますね。前者であっても来なくても電話でやりとり出来るから来る必要がなくなったため来ないと言っているかも知れませんし、後者でもクレームを言うために来るのかも知れません。しかしまた会いたいと思っている相手であれば用がなくても来てくれるとうれしいものです。神様への祈りであっても同じです。一度祈ったことは2度と祈らないというのは神様を信頼しているからなのか無駄を省いているのか熱心さが足りないのか、それは本人にしか分かりません。ただそういったことが当てはまるのは祈りにおいても「願い」に限定されます。祈りとは本来神様との対話であるべきです。家族でも毎日「おはよう」と声をかけたりなんでもないコミュニケーションをとりますね。それと同じように神様と普段着で接していきたいですね。アドベントのこの時期にこそ着飾った信仰ではなく、ありのままの自分で神様に近づいていきたいと願います。

Follow me!