週報より~力と愛と慎みと~
第2テモテ1章に神様が私たちに下さった霊はおくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みの霊ですと記されています。非常に興味深い箇所です。力といえば男性的でエネルギッシュであり、愛といわれたら女性的でソフトな包容力のあるイメージが強いですね。でもそこに慎みということばが加わって3つでワンセットになっています。慎みとはなんでしょうか?辞書で調べると控えめに振る舞うこと、また軽はずみな言動をしないことなどの意味が出てきます。力も愛もそれに燃えている時は使命感が先立ち、きっとこうしなければいけない。またしてあげるべきだ。と自分の行動を肯定してしまいがちになります。まるで車で走っているときに速度を上げたら視野が狭くなるように見えてはいるけども見ていない状態になっていくことが増えるのではないでしょうか?せっかくの力も、またせっかくの溢れる愛による行動も使いどころを間違えたら、時として役に立たないばかりか押しつけの迷惑行為になることすらあります。そこで慎みを身につけることで軽はずみな行為で自分も他人もいやな思いをすることを減らしていくことが出来ます。そのためには思慮深く考える必要があり、親切とお節介の境界線を意識しつつ行動することが大切でしょう。親切であっても、それが当たり前になり、相手に甘えや依存体質をつくることは結果的によくないことです。ですが必要な時に助け合うことは本当に大切なことです。お互いを尊重し合い、お互いの賜物を引き出し合って素晴らしい関係を築いていけたら最高ですね!そういう共同体として家庭や教会を建て上げていきましょう!