週報より~平和の道を選ぶ~
子供達の喧嘩でも国同士の戦争でもその原因は自分達の主張を通していく中で相手の言うことを受け入れられない。譲歩することができないことが元となっているケースが多いのではないでしょうか?相手の立場に一度立って見て、譲り合う姿勢を持つだけでも多くの衝突は避けることが出来ます。ではなぜそれが出来ないのか?それは相手の事情よりも自分の事情のほうが優先順位が高い。また筋が通っている。正しい。損をしたくないと考えるからです。世界を見るときに常識と言われるものがその文化によって大きく異なることを現代に生きる私たちは知っているでしょう。食事のマナーも日本とお隣の韓国では正反対な部分もあります。同じアジア地域にあってもこれだけ違うのですから民族も気候も異なっていけば食い違って当然です。そういう中にあって平和の道を選択していくということは理解しあうということが不可欠です。理解するということは相手と対等ではなく、一段下がって見ることです。英語ではUnderstandといいますがこれをふたつに分けるとunderとstandのふたつの言葉から理解という言葉が成り立っていることが分かります。私たちはどちらかというと自分達の文化圏の中で異文化を理解しようとするときに見下してしまいやすい者です。遜って理解しようとする時に本当の必要、本当の解決の道が見えてきます。私たちの主イエス・キリストは神でありながら私たちと同じように力のない赤ん坊として産まれて下さり、暑さも寒さも、飢えも貧しさも豊かさも満たされることも知り、その上で私たちを救い導いて下さる御方です。私たちも心を少し砕いて神様を知っていきましょう。そして今ある人間関係の上にもへりくだって理解していく心を持ちましょう。