よわさをももちいられるかた

人のふり見て我がふり直せと日本のことわざにあります。これは他人を見ていて良いところがあれば見習い、悪いところがあれば自分にはそういうところがないか反省し改善するという意味合いのことばです。つまり向上心がある人にとっては周りにいる人達は師であり様々なことを吸収することが出来るということです。時として人のすぐれたところを見るとその人の欠点や自分より劣っている点を探したりしたことはありませんか?自分のことは棚にあげて見下した姿勢で人を見てしまうような弱さを私たちは持ちやすく、またそういった思いに囚われてしまうこともあるかも知れません。しかし神様はそういったマイナスと思える要素も用いて御業を拡大することがおできになる方です。事実新約聖書を見るときに迫害の背景に苦々しい人間的な思いがあることが良く分かります。しかしそのことによって世界各地に散らされていった弟子達によって世界宣教は進められました。だからと言ってすべての悪と思えることを容認するわけではありませんがまず自分自身をしっかりとかえりみて神様の前に誠実な歩みが出来ているか。失敗してもまた立ち上がって前進しようと出来ているかを問うていくことは人生において大切なことです。「どうせ」ということばや思いに支配されることなく「まだまだこれから」という思いを握っていきましょう。聖霊様は私たちを助け、引き上げて下さいます。主と共に恵みと憐れみのうちに成熟していく者とされていきましょう。

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