天国の文化で築く関係~週報より~
人間関係を語る上でよく目上とか目下とかいった上下関係の話が出てきます。
しかし聖書が言っている心構えはお互いに自己中心や虚栄からするのではなくへりくだって互いに自分よりも優れた者であると思い合うように、
そして自分のことだけではなく他人のことを顧みるようにというものです。
確かに主が立てた権威というものはあるとも書いていますし主に仕えるように仕えること、
また上に立てられた権力のある人のために祈るようにとも記しています。
ただその根底にある大切なことは権威があるないに関わらずお互いに仕え合う姿勢、そして心構えがあってこそはじめて健全な人間関係が成り立つこと、またそれが天国の価値観であることを聖書は教えています。
損得だけで物事を考えると仕えるということは損でしかないでしょう。
相手の弱みにつけ込んで自分の要求を通してこそ利益が得られるというような殺伐とした考え方もあるでしょう。
しかし聖書はそういった自己中心的な考えとは全く異なる文化を私たちが持つように教えています。
その最も模範となって下さったのがイエス様御自身です。
天の栄光もすべて捨てて無力な赤子として誕生して下さり、避けようと思えば避けることが出来た十字架への道を進みそして私たちの罪を購うために十字架につけられたのです。
そこには愛と仕える姿があります。
私たちはそのかけらほどの愛と砕かれた心もないかも知れません。
しかし信仰は決断でありその決断を遂行する地道な祈りと実践の積み重ねが私たちを本当の天国の文化を持った成熟したクリスチャンへとしてくれます。
主に信頼し、主と共に歩んでいきましょう!