主の愛によって愛する

イエス様が律法学者との問答の中で旧約の戒めを2つに要約されました。まず第一に心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くしてあなたの神である主を愛せよ。そして第二にあなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。このふたつの戒めには順序があり、第一の戒めによって神の愛を受け、そしてそこに立っているからこそみことばに示されている神のきよさ、また神の目的、神の基準を認識して人を愛することが出来るようになります。あくまで神が第一であって行き過ぎた人道主義で神をなおざりにしたりすることは聖書的ではありません。神をまず今持てるベストで愛し、自分を捨てて人を愛そうとするならば態度や行動は最終的に神様の戒めや教えに沿ったものになっていきます。愛するということはなんでも受容するということではありません。寛容ではあるべきですがなすがままというのとは違います。親は子を愛するからこそ時に叱り、戒め、また教えます。ここでの愛するという事は神様の視点に立たなければ上から目線で教える側に常に立ってしまったり、また卑屈になって振り回されるような両極端に陥りやすくなります。この第二の戒めをしっかりと実践するためには神を愛する。そして自分を愛するという2つのステップがあってそこから導き出される愛を持って隣人に接していくということです。主の思いを知らなければ自分も他人も正しく愛することは出来ません。主の愛を知って、主の愛によって変えられ、主の愛によって歩み、主の愛を流し出す器と日々変えられていきましょう。

Follow me!