霊の家族となる~Iコリント4:14-15
教会にはいくつかの側面があります。そのひとつに【神の家族】としての面があります。パウロは養育係と霊の親の違いについてIコリントの中で記しています。またガラテヤ人への手紙の中では律法がキリストへ導く養育係であることが書かれています。
つまり律法は私たちにルールを教え、そして救いに至る道を示しています。霊の親は福音によって霊の子を生み育てるものであり、養育係よりも遥かに深い関係を持った存在です。成功も失敗も強さも弱さも分かち合い、そして信頼しあう存在です。
パウロの晩年の状況を見るときにパウロの働きによって建て上げられた教会、またクリスチャンすべてがパウロのことを理解して支えていたのではないことが分かります。パウロは囚人として捕われている状態、教会も迫害される中でパウロから離れていったり、また近い存在で居続けることが出来なくなった人たちも存在しました。
しかし、パウロは霊的なこどもたちとも言える信頼出来る次世代を育てていました。晩年のパウロの願いとしてテモテに早く来るようにとその手紙の中で記していますがそれは単なる用事を頼んでいるわけではなく、どんなに辛い状況があっても信頼出来る次世代を見届け、祝福するためだったのではないでしょうか。霊の家族として主にあって信頼し、励まし合い、そして困難も祝福も相続する者とされていきましょう。