ひたむきに進む信仰~ピリピ3:12-16
信仰は神様に信頼してひたむきに前進する生き様であることをパウロは競技をする人たちが目標を目指して一心に走る姿勢を例えにして教えています。パウロの人生を見るとまさにそのような生き方であったことが分かります。
パウロというと明確なイエス様との出会いを通して大きく生き方を方向転換し、そしてそこから少しづつ信仰の基礎を築き、大胆に宣教の業を行っていったその波乱に満ちた生涯の印象が強いと思います。その歩みは決して楽なものではなく多くの患難、試練、悲しみや苦しみも伴うものでした。
しかし、そのような彼の人生の中で挫折を味わったとしても再び立ち上がり前進する強さがありました。彼のその芯の強さはかつて迫害していたイエス様に対して全身全霊で尽くし、地上の生涯を走り終え、天の栄冠を受けることがクリスチャンとしての大きな目標であると教えているように明確な目標と強靱な信仰があったことを読み取ることが出来ます。
私たちの人生の中にもいろんなシーズンが訪れます。パウロやダビデの人生もそうでした。そしてイエス様ほどの葛藤や痛みを通られ、明確な私たちのための十字架への道を歩んでくださったことを覚え、そのイエス様の愛と犠牲によって私たちは赦され、癒され、立ち上がることが出来ます。辛い時にはイエス様に目を留めましょう。順調な時もイエス様がどうされていたのか目をはなさいでいましょう。ひたむきに天において受ける栄冠を目指して走る者とされていきましょう。