復活の主のことば~ヨハネ20:19-23
主イエス・キリストの復活を覚える季節になりました。死を打ち破り、よみがえられた私たちの主を心から喜びましょう。
主が私たちにどのような思いで接してくださっているか、それは復活の後にイエス様が出会われたひとりひとりにどのような声をかけられたかを見ていくと分かってきます。弟子達が建物の中にいて、戸を閉め切っていた時のことです。イエス様はその部屋の中に超自然的に入って来られました。「平安があなたがたにあるように」とイエス様は弟子達に声をかけられました。イスラエルではシャロームということばが挨拶で用いられますがまさに「平安があるように」ということばが挨拶となっています。
ここでイエス様が平安があるようにと語られたことばは単なる挨拶ではなくそれ以上の意味があります。十字架にイエス様がかかられていた時に多くの弟子達は身元にいることが出来ませんでした。自分の弱さや情けなさでいっぱいだったことでしょう。またこれからの人生に対しての不安もあったことでしょう。それと共に主と共に歩んだ3年ほどの時間をどのように受け止めたらいいのか思い悩んでいたのではないでしょうか?そのようなとても平安でいることが出来ない状況の中にイエス様は平安があるようにと私たちを励ましてくださるお方です。
今の時代の中で生かされる私たちひとりひとりの上にも主の平安、主のシャロームが解き放たれるよう祈り、励ましあって、復活の主の証人とされていきましょう。