仕返しは誰がするのか~週報より~

仕返しや報復、復讐するような場面で映画や日常で引用される聖書のことばがあります。

目には目を歯には歯を~と書かれている出エジプト記21章のくだりです。

ここにはいのちにはいのちから始まり、また奴隷の目や歯を損ねた場合自由にすることなど人間関係における傷害に関しての記述があります。

これは復讐してもよいという意味よりも、私たちの本来持っている性質、つまり自己中心からくる報復の場合、去年流行した10倍返しだ!というように1されたらそれ以上に報復しないと気が済まないという性質があります。

この出エジプトの箇所はそれを制限するための戒めの箇所です。

さらに新約にはいってローマ人への手紙では復讐は神様がされることだから自分では復讐してはいけないこと、

悪に対して善や愛で報いることで相手の頭の上に炭火を積むことになると表現しています。

では無抵抗の無気力がいいのかというとそうではなく、悪に負けるのではなく、善を持って悪に打ち勝ちなさい。と勧めています。

人間同士の報復合戦が世界各地であります。

その残虐さは年を追うごとに過激になっていき、同じ人間のすることとは思えないほどです。

心が麻痺し、悪い方向に進んでいくとそういった狂気を狂気と思わなくなってしまう怖さがあります。

イエス様は御自身をののしる者をののしり返したでしょうか?その人のためにとりなし祈りました。

感情では難しいことかも知れませんが信仰によって私たちもイエス様と同じ決断を日々していくことで悪に打ち勝つことが出来ます!

本当の勝利は同じ土俵でののしり合うのではなく、愛によって包み込むことによってもたらされます。

私たちの霊、魂は主と共にいつもあるように整えられていきましょう!

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