週報より~すべてに感謝することと~
聖書を読んでいく時に一見矛盾しているような記述があります。注意深く読み解いていくとどういうことなのか分かってくるのですが両極端ととれるような記載が続くことがあります。第1テサロニケ5章には有名はいつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて感謝しなさい。という箇所があります。でもその数節先にはすべてのことを見分けて、本当に良いものを堅く守りなさい。悪はどんな悪でも避けなさい。とあります。ここですべてに感謝ということとすべてを見分けること、ある意味疑ってかかることが衝突するわけです。悪すらも感謝すべきではないのかというのが前者を100%実践しようとしたときに起こりうる結果ですが後者は選り分ける必要があると言っています。最終的に最善を尽くそうとした結果、自分の目には悪く見えても目先の損得だけに心を奪われてしまうのではなく、そのことすら神様に感謝していく信仰が大切だということが答えとしては比較的正解だと思います。素直さと賢さを両立することが大切であるということです。私たちが自分で結果を決めつけて「もうだめだ」と言いたくなる状況があったとしてもそこに神様にある可能性や神様の視点からみたらどう映っているかと思い巡らしたりすることで私たちはもう少し視野を広げ、希望を見いだすことが出来ます。魚を食べる時に子供の時は骨が自分で取り分けることが出来なくても大人になって慣れてきたら簡単に肉と骨を分けおいしく食べることが出来るように、日常生活の中にある神様の恵みを的確に知りそしてそこから糧を得ていく時に私たちは成熟していくことが出来るのです。自分に与えられた状況、環境の中からもっと神様の恵みを見つけ感謝する者となりましょう。