週報より～必要なものは少ない～

私たちの生活に必要なもの、また必要だと思っているものはそれぞれ個人差があります。例えば旅行にいくといった場合に荷物の量はひとそれぞれ違います。でも本当にその中でないと困る物は意外と少なかったりするのではないでしょうか？荷物が増える要素としては「～かも知れない」という考えからです。何かあった時のために予備を持っていくだけで服の枚数はもちろん荷物はどんどん増えていくでしょう。聖書を見ていくと本当に着の身着のままで使徒達が遣わさせていっていたり、パウロが自分の上着を持ってきてもらいたいと手紙に記していたり、その質素ぶりが伝わってくる箇所が多くあります。私たちは今の文明社会において携帯電話がないと不安になったりするくらい多くの物に囲まれて生活しています。でも私の人生の中で携帯電話が普及し始め、最初の頃は非常に高価で仕事で使ったりする人しか、しかもごく一部しか持っていませんでした。でもいまはふつうにほとんどの人が持っています。ないと不安になりますが、それぞれの人生において携帯がなくてもふつうに生活していた時もあるのです。第2テモテの上着を持ってきてくれるように頼んでいる箇所を見る時に、物も確かに大切ですし必要です。しかしそれ以上に物事を頼める人間関係こそが私たちの生活においてより大切なものであり持つべきものだと思います。今は他人に無関心であったり関わりを避けて生きているような方も増えています。しかしどこかで寂しさを感じたりしているはずです。より信頼しあえる人間関係を築くために教会は本当に大切な場所だと思います。お互いに認め合い、支え合い、教えあっていきましょう！

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