受ける恵みにふさわしく~週報より~
新しい革袋に新しい葡萄酒を入れる例え話はイエス様の有名な例え話のひとつです。
しかしその前後の文脈を見ていくとバプテスマのヨハネの弟子達が自分達とパリサイ人は断食するのにどうしてあなたの弟子は断食しないのですか?という質問があり、
それに対する回答が有名な継ぎをする布きれと葡萄酒と革袋の話となります。
花婿が取り去られたら断食すると前置きもされていますがこれはイエス様の十字架、
また復活後の昇天の事を指しておられることは想像しやすいです。
断食をするタイミングについて言われているように思いますがその前に遡るとイエス様が収税人であったマタイを弟子として招かれ、そして罪人達と食事をしている時にパリサイ人達がなぜ罪人と食事をするのですかと質問し、見事な回答をされた後に続きます。
断食は有益なものです。
しかしその受ける恵みに相応しく柔らかい心で備える必要があることをイエス様は教えておられるのです。
儀式的であったり形式的であったり、義務感であったり、
また競争意識から断食をしてもそれは自己満足や高ぶりつながる結果になることもあります。
断食して神様の前に出ることもとても大切です。
でもそれ以上に大切なのは私たちが常に柔軟な心で神様の前にいるということです。
それぞれに与えられている神様の恵み、またチャレンジがあると思います。
それを周りと比べるのではなく、柔らかい心で受け止めて恵みを味わい知るものになりましょう!