歩み寄ってくださる御方~週報より~
人生の中で何をやってもうまくいくと思う時期や逆に自分はダメだと痛感してしまう時期、いろんな季節が人生には訪れます。
ある程度経験を積んでくると自分の限界や至らなさも分かり、無理をしにくくなってきます。
ここで希望を失うか諦めるかという二択を迫られる問題も出てくるでしょう。
内容によっては諦める必要もあるでしょうし、
また希望を抱いて進むべき事柄もあると思います。
そのどちらの場合にしても大切なのは理解してくれる存在が近くにいるかということが大きな支えになるでしょう。
四面楚歌のような状況の中でも信頼し、支えてくれる存在がいるとしたらどれだけ心強いことでしょう。
イエス様は私たちの最大の理解者です。
私たちの弱さも限界も立ち上がれないような心の傷もすべて覆い、
癒し立ち上がる力を与えて下さいます。
ペテロは3度イエス様を知らないと裁判の行われている近くでのやり取りで言ってしまい、情けなくて意気消沈し、なんとも言えない心境になっていました。
復活した後、イエス様はそんなペテロにわたしを愛しますか?と3度問いかけられます。
そのやりとりの中でイエス様が愛の基準をペテロの基準に歩み寄られる場面があります。
そしてそれでもいいと大きな働きを委ねられました。
私たちの社会では基準を満たした時に与えられるというのが一般的な感覚です。
しかし天国の基準は私たちのところにまで愛の御手を伸ばして下さる。私たちがどんなにダメでもそれでも愛して下さる愛と赦しがあります。
信じるだけで救われるという行いによらない救いの道を開いて下さったイエス様の恵みは今も私たちに与えられています。
そしてそこから引き上げられたペテロのように私たちも神様の愛の中で創り変えられる者となりましょう。