恵みの実現~ヨハネ1:16-17
恵みと報酬の違いはなんでしょうか?報酬とは約束や契約に基づいて行った事に対する対価として受けるものです。恵みは受けるべきではない者が受けるからこそ恵みと言います。この恵みというのは受ける時の状態がとても大切です。なんでもしてもらって当たり前という甘えではなく、自分自身が受けるにふさわしくないと分かっている状態で尚注がれるから恵みとなります。受ける側が備えられていないとかえってその人をダメにしてしまう可能性もあります。
イエス・キリストが地上に来られた時、それはイスラエルの民は救い主を切望している時であり、バプテスマのヨハネを通しての悔い改めを受け止めていたタイミングでイエス様は公で福音を伝えました。
自分の弱さを知るからこそ神様が強く働いてくださることについて聖書には書かれていますが自分でなんでも出来ると思っていることと、自分には助けてくださる聖霊様がおられるから何でも出来るということは結果的に出来ると確信しているとしてもその根拠に大きな違いがあるのです。
ではこの恵みを受け止めていくためにはどうしたらいいでしょうか。イエス・キリストを自分の救い主として信じること、そして聖書を読む時にひとつひとつ気づきが与えられ、祈りのうちに神様の恵みを実感していくことが出来ます。日々の当たり前だと思っていたことにも感謝がわき上がるようになります。感謝だと思えないことにも感謝出来るように変えられていきます。主の恵みがどのように豊かに注がれているのかに気づいて、神様の愛をさらにいっぱい受け取って歩んでいきましょう。