万物を従わされるお方~ヘブル2:7-9
イエス・キリストの十字架と復活によってイエス様に与えられていた主権が見方によっては天におられた時の状態に回復されたということができます。そしてその主権に基づいて信じる者たちにも権威を分与されました。
その権威とは万物を従わされる絶対的主権です。しかし、その権威をもたれているにも関わらず、イエス様は私たちの救いに関して忍耐を持って待っておられる姿を私たちは聖書から見いだします。救いとはすでに与えられているものですが、私たちが個々にそれを受け取って初めて私たちの全存在に影響を及ぼすのです。それは私たちに対して自由意志を尊重してくださる神様の思いが反映されているものです。神様は私たちをロボットや機械のようには創造されませんでした。人格と自由意志を持った存在として創られたのです。
私たちがうれしいのは注文したものが当たり前のように提供される時ではなく、自分のために考え、犠牲と時間を払って愛ゆえに与えられるものに対して心から喜ぶのです。そしてそこに愛の交わりがあり、神様はその交わりをとても大切にされますし、喜んでくださいます。神様ご自身を三位一体として相互の交わりがあり、そこに現される愛が神様の本質のひとつとして私たちに教えられていることは本当に注目すべき点です。
私たちはその自由意志を持って万物を従わすことのできる唯一のお方をどのように受け止め、関わることを決めていくでしょうか?また神様が私たちを通してこの地に現したいと思っておられる御業はどんなものでしょうか?主に期待していきましょう。