信仰から愛につなぐ努力~IIペテロ1:5-10

 人はそれぞれの道徳的基準に照らし併せて自分にとって安心安全な環境がある時はいいですが、それが脅かされる環境や人は敬遠しがちになります。しかし、すべてにおいて気が合い、趣味や思考パターン、感情の起伏も安心して過ごせる相手というのはなかなかいないのではないでしょうか。
 むしろ人はそれぞれ違うということを受け入れてその中で自分がどのように関わるかということにフォーカスするほうが世界は広がります。しかし、自分に合わない人と思っている人と一緒にいるのは時にはストレスにもなります。聖書にある手紙の中にあらゆる努力をして信仰に徳を、徳には知識を知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、敬虔には兄弟愛を兄弟愛に愛を加えるようにと書かれています。これらのステップを見ていく時に私たちは対人関係において自分が努力をせずに相手を指さすことがいかに多いかということに気がつかされます。そしてこれらの土台は信仰であり、この信仰は神様の愛に対する応答ですからこの土台の間に人間関係を入れていくために必要な要素として徳、知識、自制、敬虔、そして兄弟愛が備えられていく時に本当に大きな変化が出てくると期待することができるのではないでしょうか。愛を土台として信仰を建てあげるプロセスに加えて、その信仰から神様の愛を目指していく。キリストの弟子とされたクリスチャンのあるべき姿勢と努力がここにあります。その過程の中で聖霊様の助けが必要なのはいうまでもありません。私たちはみことばを知る者となる以上にみことばを体験する者とされていきましょう。

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