狭い門から入りなさい~マタイ7:13-14

聖書には度々「門」という表現が用いられます。物理的な門を指すこともあれば象徴的に用いられたり、預言的に語られることもあります。黙示録には新しいエルサレムに12の門があることが記されています。12という数字は12部族、12使徒などだけでなくすべてを包括するような意味合いで用いられます。
 また門は境界線を現しています。家で考えても門扉は家の敷地と外部との境界線にほとんどの場合は設置されています。もっと大きい規模でいうとエルサレムは城壁に囲まれた城塞都市の構造をしています。城壁の中は安全ですが門の外は戦いの時に敵がすぐそこまで来る可能性もある場所です。つまり中と外での環境は大きく異なることを意味しています。
 イエス様は救いを表現する時に狭い門から入るようにと言われました。広い城門につながる広い道ではなく、小道から入るような狭い門です。その意図を考える時に状況を詳細に見極めるようにしなければその狭い門は見出すことはできません。また人の流れにただなにも考えずについていくだけでも見出すことはできません。神様と自分との関係をしっかりと保ち、そして主の導きに従う者として狭い門を見出す者とされていきましょう。

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