奇蹟に満ちた神の豊かさ~Iコリント12:7-12

 神様は様々な賜物を実に多くの人々に分け与えられることがIコリント12章などには記されています。ここで興味深いのことはひとりの人にすべての賜物を神様は与えることはされず、多くの人々に賜物を分与されるということです。
 もしひとりの人にだけ賜物を豊かに与えられるとしたらキリストの体の一致の必要性は薄れ、また同時に豊かな賜物が用いられるという機会もなくなってしまうでしょう。神様は私たちが互いにひとつとなり、神様の豊かな御業を現していくことを喜ばれます。そして私たちがひとつとされていくことはある意味で奇蹟と言えると思います。
 なぜなら人々が互いに遜り、お互いを尊重していくことは難しいことだからです。特に神の家族である教会は何らかの利害関係で集まっているものではなく、個々の自由意志で集まっているところです。そういったところに集まるだけでなく、心を低くし、ひとつとなっていく中で様々な衝突や軋轢を乗り越えていく品性が互いに必要となります。しかしそこに神様の奇蹟に満ちた豊かさがあるのです。私たちが主の御名のゆえにひとつとされていく時に天においてどれほどの喜びがあるでしょうか!天を私たちがひとつとされ、互いの賜物がその時々に応じて引き出され、御国が拡大していくことを期待し、前進していきましょう。

Follow me!