週報より~幸せの基準~
幸せと感じる感性はとても大切なものです。そしてそれは人それぞれ幸せを感じる感じ方は異なり、また感じられる基準も大きく異なります。外食に行った時に食べたいものを基準に考えるか、それとも金額を基準に考えるかの差は同じ「食べる」という行為でも幸せの感じ方は大きな違いがあります。私は独身の時外食に行って例えばラーメン屋さんに行くと何をトッピングするか?という考えがまずありました。しかし結婚し経済的なやりくりを独身の時以上に考えるようになるとどこが安くておいしいか?ということを基準に考えるように変わっていきました。むしろ豪華で高いラーメンを食べても会計の後で後悔することすらあります。貧乏くさいと言われたらそれまでですが同じ人でも置かれる環境によってそれだけ感性は変化するものです。パウロもその手紙の中で豊かな時にも貧しい時にも対処出来ると語っているように自分が今置かれている環境の中で適応していくことやまた幸せを見出していくことの大切さを教えています。私たちは生まれた時は何も持って来なかったし無い物ねだりもしませんでした。そして何も持たずに地上での生涯も終える者です。しかしいつの間にかあれこれと必要な物が増え、それによって一喜一憂してしまうようになってしまっています。他人の芝は青く見えるというように私たちの欲には際限はありません。むしろそのことをまず弱さとして認め、そして今ある恵みを数えて見るべきです。そうする時に人間関係や住む場所や服も、食べるものもあること自体が感謝するべきことに変わっていきます。当たり前と思っていることにまず感謝してスタートしていきましょう。そうする時に環境は変わらなくても明るく、楽しく歩むことが出来るはずです。