週報より~信仰のメンテナンス~
飛行機の墜落や列車の脱線事故などの大きなものから車の事故まで私たちの身の回りには多くの事故があります。その原因は人的要因が多いのですが特に大きな事故につながっているものは整備不良がその原因の多くを占めているように感じます。いくらベテランのパイロットでも機体に穴が空いたり、エンジントラブルなどがあればふつうに運行することは出来ません。ではどうして整備不良が起こるのでしょうか?整備が時間がないのでいい加減になっていたり「この前大丈夫だったから」という惰性や怠慢、慣れから来ると思います。毎日同じことをやっていると気持ち的に緊張感を持ってするというところからはずれていくと思うのです。利用する人は一生に一度だとしてもそれを普段支えているスタッフは長年そこにいるわけですから仕方ありません。まさに初心忘るべからずとはよくいったものです。そういった気持ちで日々メンテナンスする時にそういった危険要素は限りなく0にすることが出来るでしょう。信仰の世界もこのメンテナンスがとても大切です。キリスト教でも正当派教会からいうと異端と言われるキリスト教系新興宗教があります。でもぱっと見た時に違いが分からない時もあるでしょう。読んで字のごとく異端とは端が異なるのです。根幹の部分の多くは正当派とそう変わりませんが9割正しい中に1割の違いを含んでいるのです。そしてその1割を修正していく対象ではなく真理として動かぬものにしているのです。私たちは日々の生活の中で生じるずれを調整し続けなければずれ続けたまま進んでいくと異端と同じようになる可能性があります。ですからそれを理解し、調整し続ける必要があるのです。主にあって御心のど真ん中を歩んでいきましょう。