週報より~分かち合い、励まし合い~

教会では「交わり」ということばがよく使われます。普段の生活ではあまり聞かない。聞きようによっては誤解しそうなことば。教会ではただ礼拝するだけではなく、教会メンバー同士がいろいろとおしゃべりしたり、相談し合ったり、励ましあったり、聖書を一緒に分かち合ったり、また一緒に遊んだり、そういうコミュニケーションの時間を大切にしています。そういったクリスチャン同士の関わりのことを「交わり」ということばで表現します。
初代教会において大きな働きをしたパウロの場合の「交わり」は本当に広い地域に及びました。今のイスラエルのある中東から始まり、後にはローマのある現在のイタリアやギリシャなど地域を越え、国を超え、言語も複数の言語をこえての「交わり」を大切にしました。そしてこのパウロがなぜこの人間関係を大切にしたかというとその地域にいるクリスチャン達を励まし強めたいという願いと、その交わりの中にあって自分が励ましと受けたいという相互の関わりを大切にし、そこから来るあったかい恵みを知っていたからです。教会とはひとりでは成り立ちません。神様が三位一体としてご自身の性質を現されているようにそこには相互の関係とそこから来る愛が神様の本質を表現しているように私たち人間もひとりでは生きていけませんし、本当に生きた人間関係「交わり」の中で安らぎ、そして活力を得ていくことが出来ます。人間ですからお互い違いはあるでしょう。時には傷ついたり、また傷つけてしまったりすることもあるかも知れません。しかしその壁をお互いに遜り、理解しあおうとする関係、同じ神様を見上げて高め合おうとする関係、それが「交わり」です。主にあって素晴らしい人間関係を築き上げて祈り合い、分かち合い、励まし合って歩んでいきたいですね!

Follow me!