使徒的教会~マタイ10:1-7

イエス・キリストの選ばれた12弟子ですがそこから使徒(遣わされた者・使節という意味・ギリシャ語:アポストロス)ということばが聖書の中で用いられるようになりました。

その働きは霊的権威を持ち、街々に行き、「天の御国が近づいた」と伝えていくことでした。イエス様と共に歩んでいた時にはこの使徒達の行動範囲はユダヤ人の生活圏に限られていました。しかし初代教会が建ち上がってから異邦人にも開かれていき、12使徒と呼ばれる人たち以外にもパウロ、テモテ、シラス、イエス様の兄弟であるヤコブ、アンドロニコ、ユニアス、バルナバなどが使徒として扱われています。ここだけでも狭義においての使徒と広義においての使徒があります。

そして私たちが知っていく必要があることは教会の働きの方向性として使徒、または使徒的という事柄があるということです。それは宣教師のような側面もありますが広義においての使徒ということばを聖書から見ていく時に教会を代表する者、他の文化圏に宣教していく者、また特別な働きのために召された者という方向性があります。

それは教会の霊的地境を広げていく働きです。その土台は大宣教命令に基づいています。聖霊の導きを土台として初代教会は特にその働きが多岐に渡って拡大し、今でいう社会福祉をそういった保証がなにもない時代において独自に展開していきました。それだけでも相当な経済的負担があったはずです。そこからさらに街々に福音を伝え、そこに生まれた教会を励まし建て上げていったのです。現代においての使徒的な働きを理解し共に主にある教会を建て上げていきましょう!

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