力を解き放つ信仰~マルコ6:3-7
素晴らしい才能を持っていても大舞台に弱く結果がなかなか出せないこと、またここ一番という時に力みすぎてうまくいかないこと、またアウェーな環境で結果を出していても認められないことなど物事がなかなかスムーズにいかないことを体験したり見たことはないでしょうか?
聖書の中ではなんとイエス様ですら郷里という環境の中で力ある御業をあまり行うことが出来なかったという記事があります。そこにあった要因はイエス様の問題ではなく、受け入れるはずの地域の人々の不信仰であったと聖書は記しています。自分にある同じことを誰かが言ってきたとします。受け入れやすい人と受け入れにくい人、また受け入れない人が存在するのではないでしょうか?そこには独立した情報ではなく、誰を通して伝わってきたかというパッケージの部分がいかに影響するかという問題があります。同じジュースを買うのでもひいきの店やメーカーから買うような感覚です。
でも聖書の中に書かれていることはもっと深刻な問題です。神様の力をイエス様は解き放ち、救いと解放、癒しを地域にもたらしてくださるはずでした。でも民の疑問、動揺、尊敬出来ない思いなどがその道を閉ざしてしまいました。そしてそのことをイエス様は「不信仰に驚かれた」と記しています。現代に生きる私たちからしたらイエス様から直接肉声でメッセージが聴けた彼らをうらやましいと思いますがそうではなかったのです。
そしてその後12弟子に権威をお与えになり遣わされたのです。時に備えるために弟子達を整え、福音を伝えていくためにです。主の奇蹟を信じ、知り、体験し、行い、また解き放つ信仰を持っていきましょう。