～その気になったら何とか出来るのに～

今から３０年以上前、私達の教会が鹿児島市の谷山で開拓していた当時、若い青年として来ておられた方で今は金沢に居住され、そこで教会生活をしておられる彼から、「懐かしい先生のメッセージも偶には聞いてみたいので、ネットで礼拝メッセージの配信をしてください。」とお願いされました。しかし、機械音痴な私は「そんなことはなかなか難しそうで、できそうにないですね。」と断っていました。

しかし、今回コロナ禍で教会員やその他の礼拝に来て下さっていた方々が教会に来られなくなって、急に礼拝の配信をせざる得なくなり、ようやく重い腰を上げて挑戦することにしました。そこで、ちょうど帰省していた３男に頼んで、何とかネット配信出来る様に段取りをつけてもらいました。

最初は日曜日の礼拝時間にパソコンを使って同時配信していましたが、ネット環境の問題なのかなかなかうまく配信できないこともあり、また今では状況が好転して教会員だけでも礼拝に集えるようになったこともあって、カメラで収録したものを礼拝後の日曜日の昼に配信するように致しました。現在のところは、教会員の助けをいただきながらなんとか無事に配信を続けられています。

また、今年はやはりコロナの影響で県内の牧師たちの定期の集まりもできなくなったので、リモートでの会議に変わりました。

これも、遠隔地にお住いの先生方がなかなか鹿児島市内で行われる牧師の会議に集まれないことや、地方で近くに教会がない地域の先生方からも、教会間の交わりがないのが寂しいとの情報を得ていたので、以前からリモートで繋がることの検討を始めていましたが、なかなか具体的に進みませんでした。

それも、今回のコロナ禍で状況が一変し、一気にリモートで繋がることが出来る様になりました。そして、前回のネット会議では、奄美大島の先生が奄美の教会でギターを弾いて自作の賛美をし、そして礼拝メッセージをしてくださって、その後の会議にも参加してくださいました。牧師たちが長年願っていたことが一気に進みました。

また、今回のリモート会議には奄美大島の先生だけでなく、さらに遠隔地の沖永良部の先生も参加してくださって、新鮮な感じで会議ができました。

私も教会の牧師室で、くつろぎながら参加させていただきました。私としても会議の会場まで家から車で１時間ほどかかるので、リモートでの会議は移動なしで参加できてとても便利に感じています。これからもまだまだ遠隔地にお住いの先生方が続々参加してくださることと思います。

ただ、大変便利になり遠方のこれまで来られなかった先生方が参加して良き話し合いができることはありがたいのですが、このようなリモートでの集まりが続くと、なんだか顔と顔を合わせて話し合いたい、直接交わりたいと思うようにもなりました。人間って勝手だな～。

勤勉な人の計画は利益をもたらし、すべてあわてる者は欠損を招くだけだ。箴 ２１：５

勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。ロマ １２：１１

※先日の「嵐の中のドライブ」で、地域外の人は避難所に入れてもらえないかもしれないと聞いて、隣町まで送ってあげた話を書かせていただきましたら、親しい市役所職員の方から「鹿児島市では、どこの避難所でも他の地域の人も受け入れるようになっていますよ。以後大丈夫です。」との親切なお電話をいただきました。ここに報告させていただきます。