～今からは受験に全力投球を～

高校野球夏の甲子園大会が始まりました。各都道府県を勝ち抜いた強豪チーム同士が甲子園で激突し、今年も手に汗握る熱戦をくり広げて、様々なドラマを作り出してくれるものと思います。

高校野球と言えば、地方大会が始まる前にテレビで出場する各高校のチーム紹介があり、それに小学生の頃、教会前を通って通学していたＭ君がＴ高校のエースとして紹介されていたのでびっくりしました。

Ｔ高校は私の息子３人が通った高校で、とっても親しみ深く、私にはとても良いイメージのある高校なのです。私は長男が通う時は、その学校で評議員をさせていただき、生徒たちの教育講演会ではＰＴＡ会長代理として挨拶をさせて頂いたこともありました。そして、卒業式では、保護者代表で先生方に謝辞を述べさせて頂いたのですが、その時は先生方の教育熱心さに感激していたので、心からのお礼の言葉を述べさせていただきました。

また、そのＴ高校の生徒たちは、すべてに一生懸命取り組んでいて、運動会の応援合戦のためにまだ暗い内に集まって練習をし、本番が終わった後はみな感激して号泣していました。そのような彼らの純粋な姿に感動しました。

そして、先のＭ君がその学校に合格したとき、それを報告に教会まで来てくれました。その彼がもう３年生なのかと月日の経つ速さに驚かされます。

彼が小学生の時スポーツ少年団で野球をしているのは知っていましたが、中学生になると通学路が違うので全く会うことはなくなりました。ただ、噂で生徒会長をしていることを聞き、彼は礼儀正しく、皆に好かれてしっかり者だったので、なるほどと納得しました。

そして、Ｔ高校に入学してからも全く会うことはありませんでしたが、突然テレビで彼がＴ高校のエースピッチャーだと聞かされてびっくりし、とても嬉しかったので、彼の家に毎月届けさせて頂いている教会の週報に、その感激と陰ながら応援している旨のメモを入れておきました。

早速、彼のお父様からお電話を戴き、妻が対応して懐かしくお話ししたことを聞きました。妻は、Ｔ高校は我が家の３人の子供たちが都合９年間も通っていた高校で愛着があるので、応援していることをお話し、そして彼のお父さんからはご夫妻で土日の度にＴ高校の野球の応援に駆け付けていた旨を伺ったということでした。

そして先日、彼から次のようなお手紙をいただきました。それには、彼が小学生の時フラッと教会に寄った時に、冷たい麦茶をいただいたことが忘れられませんとあり、その節はありがとうございましたと書かれていて、また野球の方での激励と労いの手紙への感謝が述べられていました。

そして、お手紙は次のように続けられていました。試合には負けてしまいましたが、達成感の方が大きく、Ｔ高校野球部で過ごした２年半はとても尊いものだったと感じますとありました。それを見て、野球を通して後悔を残さない、すべてに全力でぶつかる素晴らしい高校時代を過ごされたのだなと感じました。

そして最後に、これからは受験に向かってより一層努力しようと思いますとありました。Ｔ高校は進学校で野球と勉強の両立も大変だったと思いますが、これからは受験に全力を傾注して目標に向かって全力投球していただきたいと思います。そして願わくば、彼を造り生かしておられる創造者なる神様を知って、更に充実した人生を送られるように心からお祈りします。また、いつでもお気軽に教会に立ち寄ってくださったらと思います。

小さい事に忠実な人は、大きい事にも忠実であり、小さい事に不忠実な人は、大きい事にも不忠実です。ルカ１６：１０