マルコの福音書10章28-34節より
2020年12月13日主日礼拝メッセージ
イエス様がメシヤ(救い主)であるという福音を語ることは、当時のユダヤでは迫害の危険をともなうことでした。今の日本では福音を伝えて迫害を受けることはないかも知れませんが、命に関わる危険な国もあります。しかし、日本でもキリスト教を信じて、日曜日に教会へ行くことを家族は反対するかも知れません。
正しくはキリスト教と言う言葉はなく、キリストとの関係に新しく生きることです。キリストを信じるならば、あなたは新しい家族の一員とされるのです。。
教会は神の家族です。キリストを信じて救われた者はみんな家族なのです。人間は神様により命と生きる目的が与えられました。神様は父なるお方であり、私たちは神様の子どもなのです。そして神様が人を結び合わせて家族を与えられるのです。地上の家族は、天の家族をこの地上で実現するために与えられているのです。
神様は家族がイエス様を信じて、神の関係と家族の関係の回復が救われることを願っておられます。
今、世界中で人間関係が乱れ、学校崩壊や家庭崩壊が当たり前のように起こっています。それはすべての人が生まれもっている罪によるのです。また世界が罪に満ちているためです。罪により人間は自己中心になり、家族にも心を素直に開けず、本来の健全な関係が難しくなっています。
十戒の中にあなたの父母を敬いなさいとあります。人間関係の基本は家族です。親子、兄弟です。人間関係の基本は会話です。挨拶です。家族でお互いに顔を見て、笑顔で明るく挨拶ができていますか。簡単そうで実はとても大切なことなのです。そこから、となり近所、地域社会、学校、職場と広がっていきます。
聖書はさらに大切な関係、神様を敬いなさいとあります。まことの家族関係の回復のために、家族が愛し合いひとつとされるためにはキリストを受け入れ罪から救われることが必要です。
イエス様も家族から理解されず、人間の罪を救うために十字架に架かられました。しかし復活され、イエス様の兄弟たちも救われ、まことの家族とされました。
キリストを信じることは遠回りに感じるかも知れませんが、家族が救い主キリストを受け入れることが本来の家族の関係の回復にいたる唯一の道なのです。 アーメン