神に返すべきもの

マルコの福音書12章13-17節より

2021年2月7日主日礼拝メッセージ

アメイジング・グレイス・キリスト教会

ユダヤ人は神に選ばれた約束の民で、律法を受け、救いが与えられ、ささげものや供え物をしていましたので、パリサイ派のユダヤ人はローマ政府に税金を納める必要はないと考えました。

一方、ヘロデ党と呼ばれるユダヤ人の一派はヘロデ王家の再興のために、ローマに積極的に協力して、納税を勧めました。

この、パリサイ派とヘロデ党の者たちが手を組んでイエスに罠にかけようと質問しました。ローマ皇帝カイザルに税金を納めるべきか、納めるべきでないか…。どう答えても、どちらかが納得しません。しかし、イエスは彼らの心の魂胆を見抜くお方です。神の言葉は、私たちの心を判別して、様々な図りごとを明らかにするのです。聖書こそが、私たちの心を照らし明らかにします。

私たちは国家に税金を納め、安全と秩序が守られています。水道や電気、交通機関や福祉、医療などを受けることができます。

しかし、国の指導者も権力者も、すべての権威は神様によって立てられているのです。

私たちは、この神様により、地上のあらゆる権威に従わなければなりません。そして、すべての権威の上におられる神様に従うことが人間に必要な生き方なのです。

あなたの親はあなたに何を一番望んでいるでしょうか。お金や家でしょうか。いいえ、親がのぞんでいることは、親子の温かい正直なつながり、いたわり合う愛、子どもが親を尊重してくれることではないでしょうか。

神様が求めていることも、同じです。神様があなたを創られ命を与え、仕事ができる健康と力を与え、今あるすべての環境も神様があなたに与えられたのです。あなたの時間やお金や健康は自分だけのためのものではありません。すべて一時的にあなたに管理を任されたものなのです。

あなたのためにすべてを与えてくださった神様に対して、人間は返すべきものがあるのです。

それは、神様に心を向けて、神様の言葉を信じて生きることです。教会で礼拝を捧げることです。喜んで神様に向かって賛美を捧げることです。

しかし、罪によって人間は神との関係が絶たれた状態です。神はご自身のひとり子を十字架につけ、その罪の解決を信じる者に与えられました。

イエス・キリストを信じて、罪の赦しを受け、神様にあなたの人生をおゆだねしましょう。アーメン

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