十字架はあなたを罪から守る愛の掟

ヨハネの手紙 第一3章4-7節より

土山みことばキリスト教会

2022年3月6日

人間の社会でも国や町内会、会社、学校が定めた法律やルールがあります。あなたはなぜ、それらを守るのでしょうか。罰金や罰則があるからでしょうか。世間体が悪いからでしょうか。それは法律やルールを守ることが、あなたを人間として正しく生きさせ、また事故や危険から生命を守るためです。

神様の造られた世界に生きる人間(神様によって造られた被造物)も同じです。自然界のルールや秩序、法律には書かれていない道徳や倫理のルール、そして神様に対して人間が守るべき聖書のみことばがあるのです。

人間が決めた法律やルールだけを守っても、人間として正しく生きことはできないのです。今も戦争や飢餓や環境破壊、差別偏見など絶えません。神様の正しさの基準を守らなければなりません。人間がもっとも守るべきルールは神様が定めた聖書のみことばなのです。最も尊いルールは互いに愛し合うことです。神は愛です。

聖書の言う罪とは無法地帯の心、無秩序な状態の生き方です。神様を否定して、神様の命令を無視して、自己中心に心の欲のまま、好き勝手に生きることは、人間を堕落させ、滅びに向かわせ、神様が望まれる本来の人間の生き方はできません。

どうしようもない人間の罪の性質をきよめて生き方を180°変えるためにキリストは十字架で死んでくださいました。神様の定めた命令を守れない人間を、罪の刑罰の結果である永遠の滅び(地獄)から救い出すためにキリストは十字架でよみがえられました。

キリストだけが罪と完全に無縁のお方です。このキリストを罪からの救い主と信じる者はこのお方の罪なきご性質と、罪からきよめる力により、罪から義(正しさ)の性質に変えられます。心の法則が悪(罪と死)のルールから善(愛と命)のルールに変えられます

「 なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。」(ローマ人への手紙8章2節)。

今まであなたは何を見続けてきましたか。聖いものですか、悲しいものや争いですか。目を覆いたくなるようなものですか。これからはキリストを見上げましょう。キリストはあなたをいつも見ておられます。十字架の上のキリストをいつも見ているならあなたは決して罪を犯し続けることはありません。

「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。」(ヘブル人への手紙12章2節)

習慣的な罪、悪習慣、計画的な罪はきよめられます。罪を犯すことが当たり前ではなく、罪を犯すことは例外になるのです。そして犯してしまった罪はキリストに近づき、悔い改める者を神様は赦してきよめてくださいます。キリストの愛はあなたを罪から守ってくださいます

「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」(ヨハネの手紙第一1章9節)。