皆の協力で成功したコンサート
~小さな力の結集~
今年は1昨年に続き、会場を借りてのクリスマスコンサートを行いました。演奏者との交渉後に、会場を抑え、チラシとポスターの作成を福岡のデザインをされる方に依頼し、早めにチラシを仕上げて頂いて早くから案内をスタートしました。
演奏者との交渉で事前にグランドピアノの調律が必要なことを知り、他の会場でされた方や今回の演奏者等に調律師を教えて頂いたりしておりましたが、この度会場として使わせていただく喜入公民館のほうで、毎年2月に調律されておられたのを、今年は12月のコンサート直前にして下さることになり、ご配慮に感謝致しました。
チラシ配布や新聞販売店への持ち込みも今年は私が入院したり、11月に腰を痛めたりしたこともあり、教会員や求道者の方が気づかって積極的に動いて下さり、私は皆さんの活動をただ見ているだけで、申し訳なく思いました。
今回ジャズを演奏してくださる方は、私が小さい頃からよく知っている松本圭使さんという方で、今全国的に活躍しておられ、鹿児島のテレビ・ラジオなどにもよく登場され、皆さんによく知られておられる方です。
お迎えする演奏者は決まりましたが、クリスマスのメッセージをする人をどうしようかと妻に相談すると、あなたがしたら良いじゃないのと言われてしまいました。
先々月頃から腰を悪くして、一時は座って礼拝メッセージをする程でしたが、このところ痛みは引いて立ってできるまでに回復してはいました。しかし、今回は何を話したら良いか確信もなかったので自分でするのに躊躇しました。それで前日の夜まで、メッセージが気になって心が休まりませんでした。
さて、当日は寒い日で朝から冷たい雨が降る生憎の天気でしたが、夕方ごろからは天気も持ち直して、これならたくさんの人が来てくれるかなと期待しながら会場に向かいました。
会場では先に来ていた教会員らがグランドピアノを動かしたり、客席に椅子を並べたり、テーブルを出したりしてくれていました。会場いっぱいに200席ほどの椅子を並べ終わると、入り口のガラスドアにポスターを張り、壇上にリースを飾ってクリスマスの雰囲気づくりも整いました。
私が楽屋裏にあった少し重厚なテーブルをメッセージ台として会場に持ち出そうと、近くにいた20代のYさんを呼んで二人で持とうとしたら、私の腰?or歳?を気遣って「先生は持ったら駄目です。お姉ちゃんを呼びますから。」と姉のMさんを呼んで、ふたりで持ってセットしてくれました。普段なら逆なのに若い女性に代わって持ってもらうなんて、申し訳ないなとここでも思いました。
コンサート会場はほぼいっぱいの人で埋まり、コンサートはYさんの伴奏で「諸人こぞりて」をみんなで歌って始まりました。次いで、私がジャズ演奏者の圭使さんとの小さい頃からの関わりと彼の現在の活躍等を紹介して、彼の演奏が始まりました。
皆が素晴らしい演奏にじっと聞き入っている姿を見て、この町にもジャズ愛好家の方がたくさんおられたのだなと思いました。演奏後もアンコールの拍手にこたえて彼の再演奏があり、その後も皆のまだ聞きたいとの思いが伝わってきましたが、時間もあり盛り上がりの中で「きよしこの夜」を全員で歌い、会を終えることができました。
イベントを成功させるには、準備する者、演奏者、観客3者の協力があって初めて成し遂げられていくものであることを実感した良いクリスマスコンサートになりました。
ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。・・・もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。伝道者4:9,12
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