証詞(あかし)ってなぁに?(3)佐多多視子
~ あなたが大切です~
証詞とは、『神様の恵みを体験したことを伝える事』です。
7月27日(日)第3礼拝は、私が少し証詞をして、主人が第1礼拝と同様のメッセージをします。ここでの私の証詞は第2礼拝の最後に予告していたものです。幅を広げて書いてみます。
長男が小学3年生の時、1学期に1日、夏休み明けに2日、冬休み明けに1日、1年間で4日しか宿題をしていきませんでした。
彼はもともと、いわゆる勉強は好きでした。1・2年生の頃は夏休みの2日前に先生方が作成して下さった夏休みの宿題をくるくる丸めて片手に持って帰って「ただいまぁ~」と言ってすぐ食卓でその宿題を解くような子で、私が「N君ランドセルおろしてからしたら」というと「あ、そうだ、そうだ」と、・・・それぐらい勉強も宿題も好きな方でした。きっとクイズやパズルを解くように楽しんでしていたのだと思います。それで夏休み前にすでに課題は終えてしまって夏休みを楽しんでいました。
その子がどうしてこうなってしまったんだろう。いつまで経っても元の長男には戻りません。このままだと宿題だけではなく、勉強そのものを嫌いになっていくのではないだろうか。えっーとえっーと、私には何もできないのだろうか?一緒にお風呂に入ってお話をしているだけでは足りないんだ。勉強は学校で教えて頂いているので、学校のことで彼だけのために、何か。
彼が4年生になるとき、彼を呼んで話をしました、「N君は夏休み前に宿題を済ませてしまうぐらいちゃんと宿題をしていたのに、3年生1年間で4日しか宿題をしていなかったでしょ。それでお母さんはただ見ているだけで良いのだろうか?何もしないで良いのだろうか?お母さんには何もできることはないのだろうか?このままだと勉強そのものをしなくなってしまうんじゃないかって神様に何度もお祈りして、そして考えたんだけど・・・。
お父さんもお母さんも母教会で役員や執事をしていて、T伝道所のお仕事もしていて、とっても忙しくしているでしょ。そのことも大切だけどN君のこともとっても大切なんよ。それでお母さんはN君が4年生になったら、学校の役員をさせて頂こうと思っているの、勉強は学校で教えて頂いているでしょ。お母さんはN君のことも大切なんよ。」と話をしました。
ただ、役員をすることになったとだけ伝えたら、お母さんはまた一つ仕事を増やしたとしか思わないかもしれない。彼の為にするのに、その事でもっと反抗されたら私は悲しくて仕方がないでしょう。なので、ちゃんと説明するように神様に教えられました。
そして、4年生になったら私のところに呼んで「お母さん学級委員長をさせて頂くことになったよ。お母さんも頑張るからN君もちゃんと宿題していけるかなぁ?お勉強、頑張れるかなぁ?」と言うと、「うん!ぼくがんばれる!」と、鼻の穴を膨らませてとっても嬉しそうに答え、そしてそれまで通り宿題をしていくようになり、勉強するようになりました。
やがて彼は、東京大学医学部に現役合格する人になっていきます。
皆さんも、大切な人に「あなたが大切です。」と言いましょう。
でも私は、生活がいっぱいいっぱいだったのでしょう。彼が小学4年生の途中で、すい臓炎で倒れてしまいました。
あなたがたの場合は、キリストから受けたそそぎの油があなたがたのうちにとどまっています。それで、だれからも教えを受ける必要がありません。彼の油がすべてのことについてあなたがたを教えるように、──その教えは真理であって偽りではありません──Ⅰヨハネ2:27a
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