証詞(あかし)ってなぁに?(4B) 佐多多視子
~三男の登校拒否からの復活~
証詞とは、『神様の恵みを体験したことを伝える事』です。
東京の町田聖書教会での午後の講演会の中での話の続きです。教会学校の先生で、その時司会をしておられるK先生が「K兄(我が家三男)については何もないですか?」と質問されたので「Kは高校生の時、登校拒否を起こしました。(本人の許可を得て証詞しています)彼は2人のお兄ちゃんと同じ進学校に入学したのですが、1年生の途中で水曜日一旦学校に行くのですが、授業に出ないで、9時15分に帰って来るようになりました。訳を聞いてみると、どうやら英語の授業についていけないようなのです。
精神科医をしている長男に電話して尋ねてみました。すると、「今、ついていけないのは英語だけでしょ。すぐ学校に連れて行った方が良い。他の授業も休むと本当に登校拒否児になってしまうから」と言うので、主人が毎週車で片道1時間かけて学校に連れて行くようになりました。でもこれを3年生の卒業まで続けるのかと心を痛めて神様に祈りました。「Kは神様がお造りになられました。Kの細胞、血流、性格全てご存じです。神様は長男が幼稚園の時、人の手首を嚙んだとき、2人だけの時間を持つように言われました。また彼が小3の時4日しか宿題をしていかなかった時も、あなたが大切だからと伝えて4年生のクラスでPTAの役員をするように導いて下さいました。今私はKのために何かできる事はないですか?かける言葉とかはないですか?と祈りました。その頃長男は結婚をしていて、お嫁さんが妊娠していました。(できちゃった婚ではありません)
神様から次のように声掛けをするように促されました。「Kさん(長男のお嫁さん)のお腹の中には赤ちゃんがいるでしょ。あなたは赤ちゃんの叔父さんになるのよ。お兄ちゃんたちは大卒であなたは高校中退で良いの?お父さんとお母さんはそれでもかまわないけど、・・・人は一人で生きてるのではないのよ。しっかりしないとね」これはその時の三男にかけても良い言葉でした。彼は前向きに動き始めました。Eテレで『英語で遊ぼう』とか『高校講座英会話?』等の勉強をするようになっていきました。やがて彼は東大受験ができるまでになりました。
苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。詩篇50:15
また、同時期主人の母が認知症で、彼の部屋を半分提供し、夜中に起きておばあちゃんのおしめを替えたりしてくれていました。東大を卒業した2人のお兄ちゃんが「K君は偉かったねぇ」と何度も言います。
『人間の偉い』って何なのでしょう。そういうお兄ちゃん2人とも大学時代介護の徹夜のバイトをして生活費を稼いでいました。 「み~んな、え・ら・い。」
昼からの集会も無事終えて客間に戻ると牧師夫人が「Kさんは神様がお造りになられました」と言うところがとても良かったと言って下さいました。
また、集会の始まりから中盤まで青い顔をしていた姉妹が終わりごろになるとニッコにこしていて本当に良かったです。集会に出席して証詞出来て、役に立って良かったと思いました。
23日(水)から27日(日)まで三男の家に泊まらせてもらって、28日月曜日疲れも取れぬまま、長男の住んでいる千葉のコンテナホテルに3人で移動しました。水曜日の旭キリスト教会の祈祷会での証詞に備えます。早く疲れを取らなくちゃ。
あなたがたのうちの一番偉大な者は、あなたがたに仕える人でなければなりません。だれでも、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされます。マタイ23:11~12

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